プロフィール
1963年富山県黒部市に生まれる。
父の転勤に伴なって、大阪府吹田市、東京都田無市、北海道札幌市、神奈川県川崎市と転居を繰り返した。
北海道では、定山渓のさらに奥の豊羽というヤマで暮らした。年間積雪量13メートルという豪雪地帯で、ミニスキーをはいて小学校に通っていた。ヤマの風物には珍しいものが多く、なんらかの形で記録しておきたいと思っている。
1976年川崎市立登戸小学校を卒業し、川崎市立稲田中学校入学。中学時代は吹奏楽部でユーフォニアムを吹いていた。最後のコンクールでソロの音を外したことがトラウマになっている。荒れた学校で、音楽が救いだった。
1982年神奈川県立多摩高等学校卒業。高校時代は3年間剣道部
に所属した。ポジションは先鋒。ひとりだけ二段が取れなかった。理系に進んだが、数学が赤点で文転した。
同年、早稲田大学第二文学部に入学。一文への転部を諦めて1年で中退し、再受験をした。
1987年早稲田大学政治経済学部卒業。大学時代は学生劇団に一時所属したが、エチュードの段階で挫折。以後はアルバイトに明け暮れた。
同年新日本製鉄入社。配属は大分製鉄所。1年半で退社し、造園業、デパートの派遣社員などで食いつないだ。
1990年徳間書店に契約社員として入社。『サンサーラ』編集部所属。3年間勤務の後、独立。徳間書店時代、編集長に隠れて応募した第八回東洋経済新報社主催・高橋亀吉賞で佳作入選。
独立後は主にゴーストライターをやっていたが食っていけず、栄養失調になった。
主な著書
『卵でピカソを買った男』(実業之日本社)
『青春支援企業』(プレジデント社)
『パラアスリート』(PHP研究所)
『東京タクシードライバー』第13回新潮ドキュメント賞候補作
『東京湾岸畸人伝』
『寿町のひとびと』(以上、朝日新聞出版)
連載の仕事
『平成ニッポン仕事師列伝』(KKベスト『CIRCUS』)
※マネキン原型師、初生雛鑑別師、塗師、法廷絵師、飴細工師、調香師、クリーニング師、バナナ色付け師、山師、教誨師、騒動師(康芳夫)、装蹄師、色事師(ヘンリー塚本)、鯨解体師、振付け師、釣り師(村越正海)、催眠術師、サオ師など、「師のつく職業」だけを集中的に取材。いつか「屋のつく職業」も取材してみたい。
『寿町のひとびと』(朝日新聞出版『一冊の本』)
※足掛け6年の取材、33回にわたる連載を書籍化した。
『パラアスリートの肖像』(PHP研究所『Voice』)
※東京パラリンピックの候補選手たちを2年間にわたって取材。
障害、障害者という言葉について深く考える契機になった。
『大センセイの大魂嘆』(朝日新聞出版『週刊朝日』)
※初めての週刊誌の連載だったが、編集長の交替を機にバッサリ打ち切りに。原因ははしゃぎ過ぎか。イラストを描いてくれた阿部結さんは絵本作家として超有名に。
雑誌の仕事
週刊『AERA』「現代の肖像」で古林恒雄、夏野剛、輿水精一、亀山郁夫、浜矩子、孫崎亨、佐々木常夫、松本ハウス、升永英俊を執筆。一部はネットで購入できます。
企業の機関紙の仕事
住友建機『POWER』
大和証券『SANPO』